こんにちは。らむねです。
離婚を申し立てられたと言っても、まだ「離婚」をした訳ではありません。
離婚が成立するまでは夫婦としての「義務」や「責任」があります。
今回は、夫婦としての義務や責任、そして家族の形についてのお話です。
虐待、不倫……夫のいない昼間に妻がしていたら許せない行動はなに?
木村尚久さん(39歳)は、ひで子さん(42歳)と結婚10年目、
2人の間には3歳の子ども・愛璃ちゃんが1人います。
結婚前は優しく穏やかなひで子さんでしたが、結婚後は徐々に暴力的な一面を見せるように。
最初は口論の延長でモノに当たったり、尚久さんにモノを投げつけたりしていましたが、
愛璃ちゃんが産まれるとその矛先は、愛璃ちゃんに向くようになりました。
尚久さんは最初、育児のストレスからイライラしていると思っていましたが、
その異常な怒鳴り方や大きな音を立てる行動に、愛璃ちゃんの身の危険を感じるように。
とは言え、ひで子さんは専業主婦なので保育園にあずけることも出来ず、
ひで子さんと子どもが1日中家にいる様子を、尚久さんが全て把握するのは不可能なことでした。
愛璃ちゃんが2歳半のある日、おでこに大きな傷が出来ているのを発見しました。
愛璃ちゃんに聞くと、ひで子さんが割って入ってきて「転んだんだよね」という言葉に
愛璃ちゃんは「うん」としか言いません。
「言わされている」のは明らかで、尚久さんはひで子さんが部屋から出ていった隙に
「誰にも言わないからお話してごらん」と、
「いつ、どこで」転んだのかを詳しく聞くことにしました。
子どもの「転んだ」は本当?
しかし、愛璃ちゃんは「転んだの」とただ泣くばかり。
いつもは一生懸命お話ししてくれる愛璃ちゃんのその頑なな様子に、
尚久さんは(やっぱりおかしい)と感じました。
小さな愛璃ちゃんに何があったのかを知るにはどうしたらいいのかを考えているうちに、
ひで子さんが部屋に入って来たので、それ以上の話を聞くことはで出来ませんでした。
尚久さんは、ひで子さんが愛璃ちゃんを「虐待」しているのではないかと心配しました。
しかし、それをひで子さんに聞いたところで、逆上するのは目に見えている……。
だからと言って、何もしない訳にはいかない。
(何もなければいい)という願いを込めて、尚久さんは自分が仕事に行っている間、
部屋にボイスレコーダーと隠しカメラを仕掛けることにしました。
次の休みの日、尚久さんは数日間分の部屋の様子を確認することに。
するとそこに映っていたのは昼間ひで子さんが愛璃ちゃんを執拗に罵倒し怒る様子や
髪を引っ張って引きずるなどの「虐待」している様子でした。
尚久さんはその目を覆いたくなるような光景に衝撃を受けました。
そして、その日のうちに愛璃ちゃんを実家に預け、
ひで子さんに虐待している映像を見せ、「どういうことだ!」と説明を求めました。
自分のいない間に、妻が子どもを虐待していた……!?
子どもを守る為に夫が出来ることは何?
(2019.03.27)